太陽のかわりに音楽を。 2017.12.13 昼公演
別所哲也さん主演
宮近海斗くん、高田翔くん出演
『太陽のかわりに音楽を。』
初めての博品館!狭い近いびっくり!
この舞台の上演を記念にちゃかちゃんがパーソナリティとなって放送された、『宮近海斗のオールナイトニッポンR』。もちろん舞台のあらすじや役の話とかをしていたわけだけど、その話を聞いている中で、「もしかしてこの子は重要な役では、、、?」って思った。初めて本格的な演技をするって言っていたし、すっごい楽しみにしてた。
最初はやる気のなさそうにオールナイトをやっているトロイから始まった。やらされてる感。『ラジオのない時代にいたかった』って言いエレベーターに乗る。で、降りたらオールナイトの放送が始まった1967年にタイムスリップ!!!その後も色々あるごとにエレベーター乗ったら数年後にタイムスリップしちゃってトラウマになるトロイ(笑)
オールナイトの放送が始まった当時のパーソナリティ、糸井四郎さんやその周りで働く人たちと共に、ラジオの良さや魅力に気付いていくトロイの変化が描かれていた。
さぁ!好きだったシーンいきます〜
〇倉本さんにチョコの銀紙むくの遅くて怒られる→倉本さんの口に縦向きで入れようとする→怒られるの流れがすごい好きだった。可愛い。
〇高田くんの演技の貫禄がすごい。雲井くん昭和の人だったけど違和感が無さすぎる。場数踏んでるだけあるなぁすごい!乳頭がテーマのなぞかけ面白かった!(笑) この日の公演は『仮面ライダーと解く。』「その心は?」『ニューーートウ!!』だったね!トロイさん下向いてちょっと笑ってたね〜雲井くんのキャラ割と濃かった(笑)
〇部長にラジオのことを尋ねたら、ラジオを恋愛に例えて考えてみようってなる。そこで『好きだから、好きになってもらいたい』みたいな台詞を言うんだけどめちゃくちゃ力強くて説得力あって、トロイがただのいけめんだった、、、でもそれとラジオは同じことなんだよなぁって考えるとすごいなぁ。
〇流れてる音楽に乗せてトロイが踊るシーンが何回かあったけどそこがもうすごく宮近海斗。めちゃくちゃ手綺麗だし最高にかっこいい!
〇自殺をほのめかすハガキを送った女の子を説得するシーン。彼女はバレリーナだったけど練習中に怪我をして踊れなくなった。『自分からダンスを取ったら何も残らない』って言う彼女をオールナイトの担当者全員で説得してた。その先頭にいたのがトロイ。そのハガキを見つけたのもトロイ。ラジオ放送中に彼女のいる場所を探して説得しに言ったのもトロイ。タイムスリップしてきた直後とでは考えられない姿だった。
彼女の話を聞きながら自分と重ね合わせてる姿や、必死に説得している姿がとても印象的だった。番組の最後で、彼女が流して欲しいと望んでいたルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界(What a Wonderful World)』を流した糸井さん。それをBGMに2人で踊る姿がとても素敵だったの、、、彼女が生きることを決意してくれた瞬間だったとも思うの、、、泣けた、、、
〇その後のもとの時代に戻ったトロイ。そのパーソナリティをしている姿は同一人物とは思えないぐらいの変化だった。ラジオを楽しみ、音楽を楽しんでいるその姿。とてもかっこよかったなぁと感じました。
カテコの挨拶はめちゃくちゃ宮近海斗のあのふわふわ感。寒波をサンパって言っちゃって、他の共演者さんや観客からも『サンパ!?』って言葉が出てくるぐらい(笑) いつも通りとても可愛くてなんかちょっと安心。そのちゃかちゃんの喋りを隣で見ている別所さんが完全にお父さんだった、、、(笑)
ラジオと疎遠になってきた今の時代に上演された、ラジオが題材の『太陽のかわりに音楽を。』。言葉の持つ力やラジオの魅力が感じられた舞台でした。ボロッボロに泣いた。随所に笑いも散りばめられつつ最後は感動で胸がいっぱいになった本当に素敵な舞台。
たくさんの人に観劇してほしかった!!!
君が踊り ぼくが歌うとき
新しい時代の夜が生まれる
太陽のかわりに音楽を
青空のかわりに夢を
新しい夜明けをリードする、
オールナイトニッポン!
時差ありまくりだけどお疲れ様でした!